韓国語で「どういたしまして」と言ってみる!
- 公開日 : 2015年11月15日
- 更新日 : 2018年01月27日
韓国の地下鉄では、若者が高齢者に席を譲る姿をよく見かけます。
もし、席を譲って「감사합니다 カムサハムミダ (ありがとう)」と言われたら、なんて返せばいいのでしょうか?
韓国語の「どういたしまして」は「천만에요 チョンマネヨ」
韓国語で「どういたしまして」は、
- 천만에요
- チョンマネヨ
- どう致しまして
と言うようです。
他にもより丁寧に言うときは、
- 별 말씀을요
- ピョル マルッスムリョ
- とんでもございません。
といったり、「별 말씀 다 하십니다 ピョル マルッスム タ ハシムミダ」と言ったりするようです。
ですが、彼女に聞いたら、
会話が続くなら、こういった「どう致しまして」は使うかもしれないけど、席を譲ったり、荷物を持ってあげて「ありがとう」と言われた後に、その場から去ったり、会話が終わるようなら、「천만에요」とか「별 말씀을요」とは言わないようです。
じゃあちょっとした「どういたしまして」はなんて言えばいいのかな?
「ありがとう」と言われた後の一言は、「괜찮아요 クェンチャナヨ」
席を譲ったり、荷物を持ってあげて「ありがとう」と言われた後の一言は、
- 괜찮아요.
- クェンチャナヨ.
- 大丈夫です。
とか、
- 아닙니다.
- アニムミダ.
- 違います。
※アニムミダと書きましたが、パッチムのㅂは鼻音化によってㅁの発音に変わります。
※「니다」は「ニダ」ですが、発音する時に「ミダ」と発音した方がネイティブに聞こえるようです。
などで良いようです。
日本語の表現で言うなら、「いえいえ〜」とちょっとした一言をいう感じですかね!
先程も書いたとおり、会話が続いたりするようなら「천만에요」とか「별 말씀을요」の「どういたしまして」と言ったほうが良いようですので、時と場合によって使い分ける感じですかね!
韓国で席を譲る時と、日本で席を譲る時の違い
韓国で席を譲る時
私の感覚ですと、韓国では年上の方を敬うような文化が浸透しているので、席を譲ることが当たり前、荷物を持つことが当たり前、大変そうな姿を見たら助けてあげるのが当たり前という空気がありますね!
なので、席を譲る時も何も言わずにパッと席を空け、「ありがとう」と言われても別に返事もせずに、当然のことをしたまでとさっと去っていくようなイメージですかね!ㅋㅋㅋ
やっても会釈ぐらいな感じがします。
席を譲られた方も、素直に席を譲ってくれて一言「ありがとう!」と言ってくれます。
日本で席を譲る時
私も韓国で席を譲る感じに触発されて、日本に帰国した時に、韓国の感じそのままで電車で席を譲ったことがあるんです。
座っている私の前に白髪の高齢女性が立ったので、なにも言わずに席を立って、席を空け、私はちょっと離れてドアの前で立ったのです。
そこまでは良かったのですが、その高齢女性が一言。
「あっ、老人だと思って席を譲ってくれたの?ありがとう!」
と言ってくれました。
その時は「いえいえ〜」と言う感じで終わったのですが、後から振り返り、「老人だと思って」という言葉が引っかかりました。。
そう、日本では席を譲るにしても、
・この方は席を譲っても大丈夫なご年齢だろうか?
・譲られるという行為に嫌な思いをされないであろうか?
・「いえいえ、私はもうすぐ降りますので、どうぞお座りください!」と気の利いた言葉を返さなければならなかったのであろうか?
韓国が「思いやり」の国ならば、
日本は「きめ細やかな思いやり」の国なのだ!ㅋㅋㅋ
と私は感じました。ㅋㅋㅋ