【失恋】韓国人の彼女と付き合って8年目、別れることとなりました。
- 公開日 : 2020年02月03日
- 更新日 : 2021年04月17日
アンニョンハセヨ
ハングルノートの加藤(@hangulnote)です。
いつもお読みいただいている皆様にご報告がございます。
このブログを立ち上げるキッカケともなった韓国人の彼女と、付き合って8年目(7年と4ヶ月)の2019年に別れました。
僕自身、本当にショックを受け、なかなか前に進むことができずにおりました。
ずっと復縁したいと考えておりましたが、今年に入って本当に復縁のチャンスがなくなったことを受け、ようやく「別れ」という現実を受け入れる決心を致しました。
彼女への感謝の思いと、いつもハングルノートをお読みいただいている皆様へのご報告と、僕のように彼女と別れないように教訓をお伝えできればと思います。
韓国人とか関係なく「人として好きになった」
出会い
彼女との出会いは、英語を覚えたくて入居したシェアハウスでした。
外国人と一緒に暮らせば英語が覚えれるかもしれないという安易な考えでシェアハウスに住み始めたのですが、韓国人の彼女が住み始めてから、少しづつ生活が変わってきました。
ルームメイトのみんなは、一緒に住む初めての韓国人の彼女に韓国語を教えてもらっていましたが、僕はへぇ〜という感じで無視をしておりました。
英語を覚えたくて住み始めましたし、欧米にしか興味がなく、韓国はもちろんアジア全般に興味がありませんでした。
心まで綺麗な彼女
そんなある日、僕は毎月自主的に参加していた早朝6時から街を掃除する「早朝掃除」に、ルームメイトのみんなを冗談で誘ってみました。
早朝から街を掃除して、そのあと仕事に行くなんてそんなことを誰もしたくはないと思います。
なので誰も行かないだろうと思っていたら、韓国人の彼女1人だけ「いいよ!行くよ!」と即答。
朝から街にポイ捨てされたゴミを、一緒に拾いながらいろんな話をしました。
日本に初めてきたのに日本語がネイティブレベルで、高校、大学も一流。
どれだけ努力してきたのか想像もできませんし、掃除も率先してやる姿に、容姿だけでなく心まで綺麗な彼女に惹かれていき、いつの間にか好きになっていました。
僕は韓国人の彼女が好きなのではなく「彼女」が好きになりました。
無知は罪
彼女を好きになったのですが、やっぱり国の違いはあります。
日本と韓国の歴史について、付き合ってた期間ずーっと話し合って、時には熱い討論を繰り広げ喧嘩になることもありました。
付き合いたての頃は、男女の価値観の違いでも喧嘩しますし、日韓の問題でも喧嘩してきましたので、たぶん普通のカップルよりも喧嘩を多くしてきたと思います。
それは僕が韓国のことを知らなすぎると言うこともありました。
当時、僕が知っている韓国といったら「猟奇的な彼女(映画)」「KARA(当時流行っていたK-POPアイドル)」くらい。
それ以外は韓国が日本の隣にあるということすら、彼女と付き合うまで知りませんでした。
もちろん韓国語も一切知らなかったので、彼女ともっと仲良くなりたくて、彼女のことをもっと知りたくて、図書館にも通ったりしながら韓国のことを調べて勉強をしていました。
彼女がキッカケで作った「ハングルノート」
そしてこのブログ「ハングルノート」が誕生したのも韓国語を僕自身が勉強していくため、彼女のことをもっと知るため、すべて彼女がキッカケでした。
ですが、ブログが大きくなるにつれ、いつしか韓国語の勉強よりもブログの運営がメインになってしまいました。
長年付き合って未だに韓国語が話せないことも、いくつかある別れた理由の一つです。
信頼関係は本音で話し合わなければ作れない
僕は今まで付き合ってきた彼女と、こんなに討論や話し合いをしたことがありません。
言わなくても伝わるものがある、言わなくても理解してくれる、そんな方々と付き合ってきました。
いつも喧嘩の時に彼女から言われる一言
「言ってくれなきゃわからないじゃん。」
初めてでした。
「なんでわかってくれないの?」とも思いましたが、そりゃそうですよね。僕が言ってないんだから。
育ってきた環境や価値観が違う韓国人の彼女に「言わなくてもわかるよね」という僕の傲慢さがあり、それは別れた今でも完全には治っていない部分だと思います。
そして、上っ面の言葉は、嫌われます。
その場を丸く収めようと当たり障りない言葉は彼女にはすぐにバレ、なんでそんなことを言ったのか当たり障りない言葉で喧嘩になります。
ただ、何を考えてその言葉を言ったのか、自分の思い、考えを本音で伝えると理解してくれます。
僕は彼女との信頼関係を「本音で話し合うこと」で築くことができました。
0から10まで伝える
韓国人と一括りにしたくはないですが、日本人の感覚で韓国の方と話し、これは言わなくてもわかってくれるだろうと思ってはいけないと、韓国で働いた経験も踏まえて思いました。
日本人には10割のうち5割まで話せば10割伝わる内容でも、韓国の方には5~8割くらいしか伝わりません。
0から10まで全て伝えなければ、絶対に伝わりません。
逆に言えば0から10伝えれば、全てを聞いてくれているので日本人より理解してくれます。
そして、私は本音をオブラートに包んで言う典型的な日本人でしたが、韓国人の彼女と付き合い、本音で話し合うようになったので、誰にでもオブラートに包まず本音で話すようになりました。
その為、逆に日本人と付き合いづらくなりました。笑
(本音でオブラートに包まない為、言葉がきつくなるのか、びっくりされるときがある。笑)
信頼は一瞬でなくなる
相手があることなので、これはオブラートに包みますが、
私が信頼をなくした一番大きな理由は、
彼女の人生が変わってしまう大切な日に、僕は彼女ではなく仕事をとってしまったということです。
ただ、僕はそれも彼女のためでした。
彼女と付き合った当時、僕は会社を辞めたばかりのニート。
そんな僕と付き合ってくれたのは、僕が会社を作ると夢を追っていたからでした。
その数年後に僕は本当に小さな会社を立ち上げました。
彼女を幸せにするために、彼女のために頑張るために、そして彼女にすごいねって言ってもらいたくて、寝る間も惜しんで頑張って立ち上げた会社です。
そんな中、彼女の本当に大切な日に、僕は彼女のそばにおらず、僕は彼女のため、彼女との将来のために仕事をしていました。
彼女も理解しようと頑張ってくれました。
私よりも仕事をとったという事実は、私のためなんだと。
何度も話しましたし、何度も信頼を取り戻そうと頑張りました。
しかし、彼女にとって本当に大切な日。
そんな時にそばに居なかったことが、彼女を大きく傷をつけていました。
「今度同じようなことがあっても、あなたは私のそばに来ない。」
そんなことない。
そう思って、彼女の信頼を取り戻そうと必死でした。
ですが、僕は彼女の傷を癒すどころか、空回りして彼女を余計に傷つけてしまいました。
僕はそのあと、何度も何度も考えました。
別れた後も、何度も何度も考えました。
– あの時、そばに居たらと。。。
価値観は本当の瞬間にわかる
ですが、、、
彼女の言った通り、
僕は彼女のそばに居ないのかもしれません。。。
僕の行動は全て彼女のためでした。
仕事も彼女のためでした。
彼女の幸せが僕の幸せでした。
僕は、彼女との幸せを考えて、今できる最善の行動を取っていたと思っていました。
そして彼女もそんな僕に気付いていたのだと思います。
ただ、私のために頑張ってくれているとわかっていても、大切な日にそばに居ないことが
「寂しかった・・・。」
その気持ちがどうしても振り払うことができず、さらに今後同じようなことが起きてもこの人は仕事をとる。
それは私のために。
そして・・・
・・・私は寂しい思いをする。
彼女はわかっていたんです。。。
だから
「今度同じようなことがあっても、あなたは私のそばに来ない。」
そう言ったんだと。
別れて数ヶ月経って、ようやく理解できました。
一生自分に問いかける
付き合って7年と4か月。
8年目でようやく根本的な価値観のズレにお互い気が付いたのだと思います。
たぶん、一生あの日のことを思って生きていくのだと思います。
あの日、あの時、あの状況になったら、僕ができる最善。
今、死んでもいいくらい本気で彼女のためにできること。
それが本当に仕事だったのか。
そばにいることだったのか。
コミュニケーションの大切さ
とりとめのない文章になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
もし、今韓国人の彼氏彼女と付き合っていたり、付き合いたいと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ会話を大切にしてください。
些細なことでもお互いの価値観を共有してください。
本音で向き合っていただければと思います。
日本のように言わなくてもわかってくれることはありません。
本音でぶつかり合うことで信頼が生まれます。
それが僕が学んで唯一伝えることができる教訓です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ようやくこの文章を書くことができました。
少し前に進むことができそうです。
彼女への感謝
ごめん。
ありがとう。
大好きだったよ。
加藤さん初めてメール差し上げます。
私は加藤さんのブログで韓国語を勉強しています。
今朝、別れたと行く記事を見つけ驚き、メールしています。
このようにメールするなんて初めてですが、どうしてもしなければならない気持ちになりました。
動画も見ています。
ハングルノートこれからも楽しみにしています。沢山の韓国語を教えてください。
ブログもですが、加藤さんの人柄に魅了を感じます。
それでは。